キルヒアイス | 麻雀における席決めというのはとても重要なものなのです、ラインハルト様。 対戦相手、状況、席の配置によってとるべき戦略が変わるからなのです。 戦略についてはまた別に述べさせていただきます。 ここでは席決めについてご説明いたします。 麻雀では、東(トン)、南(ナン)、西(シャー)、北(ペイ) の4つの席がございます。 これら4つの席にしか座る事はかないません。 そしてゲームが終わるまで席を移動することもありません。 席の決め方は正式なものもございますが、くじ引きつかみ取りがよろしいでしょう。 東、南、西、北の雀牌を裏返して混ぜてから引くのです。 東を引いた人がまず好きな席に着きます。 東が決まれば他の席も必然的に決まります。 時計の反対まわりに、東、南、西、北と座ります。 座った時に左の人を「上家(かみちゃ)」 右の人を「下家(しもちゃ)」 正面の人を「対面(といめん)」と呼びます。 即ち、東の人から見ると上家は「北」 下家は「南」 対面は「西」となります。 自分が東の場合 (対面) 西 (上家)北■南(下家) 東 (自分) となります。 そして麻雀はすべて時計の反対まわりにゲームが進行いたします。 |
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ラインハルト | ところでキルヒアイス! このような俗なゲームを作ったのはいったいどこのどいつだ? |
キルヒアイス | はい。 西暦1850年頃に中国(清)で、 浙江省寧波出身の陳魚門(チン・イーメン)という方がお作りになられました。 正式名称は「清麻雀」と申します。 原型は760年頃の唐時代の文字絵合わせ「葉子戯(エーツーシー)」で、 語源は1621年の明時代に葉子戯が発展して完成した「馬吊(マーチャオ)」 という説が有力です。 その後「遊湖(パーコ)」「江西紙牌(チャンシーパイ)」などに変化して・・・。 |
ラインハルト | もういい! わかった!! 歴史はお前にまかせて、オレは未来を作るとしよう。 |