■趣味の数学問題集・A問題

  1. x>0,y>0のとき,√(x2-6x+13)+√(x2+y2)+√(y2-8y+17)の最小値と,そのときのx,yの値を求めよ。


  2. △ABCの外側に正方形BCDE,CAFG,ABHIを作る。DIとEF,
    EFとGH,GHとDIとの交点をそれぞれP,Q,Rとする。
    次の場合について,△PQRの面積を求めよ。
    (1) ∠A=90°,CA=b,AB=c
    (2) BC=15,CA=14,AB=13
    (3) BC=a,CA=b,AB=c

  3. (Fuhrmann三角形の性質)
    △ABCにおいて,頂点を含まない外接円の弧BC,CA,ABの
    中点をそれぞれD1,D2,D3とし,辺BC,CA,ABに関する
    D1,D2,D3の対称点をそれぞれP,Q,Rとする。
    △D1D2D3∽△PQRであることを証明せよ。
    なお,△PQRを△ABCのFuhrmann三角形という。


  4. 2円O1,O2の共通外接線ABと共通内接線EFの交点をPとする。
    2円O1,O2の直径がそれぞれ,17,7で,O1O2=13のとき,PBを
    求めよ。


  5. △ABCについてBCを1:k,CAを1:l,ABを1:mに内分す
    る点をそれぞれD,E,Fとする。CFとDEの交点をPとし,
    APとBCの交点をQとするとき,BQ:QCを求めよ。



  6. √2018ー√2019+√(2018×2019)の整数部分を求めよ。


  7. 平行四辺形ABCDと1点Pがある。このとき,△PAB,△PBC,△PBDの3つの三角形について関係を求めよ。


  8. ある本屋さんで次の様なキャンペーンが行われた。本を1冊買うたびにトランプのしおりが付いてくる。
    そして1ペアがそろえば記念品がもらえるという。ジョーカーはなく,同じカード2枚でも1ペアとみなす。
    記念品をもらうために買う本の冊数の期待値を求めよ。


  9. 四角形ABCDの対角線AC,BDの交点Oを通り,AB,DCに平行に引いた
    直線とBCとの交点をそれぞれP,Qとするとき,BP2+CQ2=PQ2ならば,
    DP,AQの中点M,NとOとは一直線上にあることを証明せよ。
    (作:清宮俊雄)



  10. 次の巡回分数式の値を求めよ。
    (1) (b+c)/a=(c+a)/b=(a+b)/c
    (2) b/a=c/b=a/c
    (3) (a+b)/c=(b+c)/d=(c+d)/a=(d+a)/b
    (4) (c+d)/(a+b)=(d+e)/(b+c)=(e+a)/(c+d)=(a+b)/(d+e)=(b+c)/(e+a)


  11. 12019+22019+32019+…+20192019を101で割ったときの余りを求めよ。


  12. a=8,b=7,c=5である△ABCのBC上にBに近い方から2点D,Eをとる。
    △ABD,△ADE,△AECの内接円の半径が等しくなるとき,その半径
    およびBD,DE,ECをそれぞれ求めよ。



  13. a=8,b=7,c=5である△ABCのBC上に点Dを,△ABDと
    △ACDの内接円の半径が等しくなるようにとる。
    次をそれぞれ求めよ。
    (1) BD
    (2) AD
    (3) 等円の半径
    (4) BC=a,CA=b,AB=c(b>c)として,BDを求めよ。



  14. a>0,ab-h2>0のとき,x,yについての2次式 ax2+2hxy+by2+2gx+2fy+c の最小値を求めよ。


  15. △ABCの垂心をHとする。AH=a/tanAを証明せよ。


  16. (1) 0<a<c,0<b<dのとき,√{(x-a)2+b2}+√{(x-c)2+d2}の最小値と,そのときのxの値を求めよ。
    (2) a>b>0のとき,√{(x-y)2+y2)}+√{(x-a)2+b2)}+√{(y-a)2+(y-b)2)}の最小値と,そのときのx,yの値を求めよ。


  17. AB=AD=a,CB=CD=bである凧形四角形ABCDについて,
    次の場合における内接円の半径を求めよ。
    (1) BD=c
    (2) 四角形は円に内接する
    (3) AC=c



  18. (1)
    x1+x2+x3=1,
    x12+x22+x32=2,
    x13+x23+x33=3のとき,
    x14+x24+x34の値を求めよ。
    (2)
    x1+x2+x3+x4=1,
    x12+x22+x32+x42=2,
    x13+x23+x33+x43=3,
    x14+x24+x34+x44=4のとき,
    x15+x25+x35+x45の値を求めよ。
    (3)
    x1+x2+x3+x4+x5=1,
    x12+x22+x32+x42+x52=2,
    x13+x23+x33+x43+x53=3,
    x14+x24+x34+x44+x54=4,
    x15+x25+x35+x45+x55=5のとき,
    x16+x26+x36+x46+x56の値を求めよ。
    (4)
    x1+x2+x3+x4+x5+x6=1,
    x12+x22+x32+x42+x52+x62=2,
    x13+x23+x33+x43+x53+x63=3,
    x14+x24+x34+x44+x54+x64=4,
    x15+x25+x35+x45+x55+x65=5,
    x16+x26+x36+x46+x56+x66=6のとき,
    x17+x27+x37+x47+x57+x67の値を求めよ。

  19. △ABCにおいて,
    CAの4等分点をCに近い方からD,E,F,
    ABの3等分点をAに近い方からG,Hとする。
    CHとBF,BE,BDの交点をそれぞれI,J,K,
    CGとBD,BE,BFの交点をそれぞれL,M,N
    とする。このとき,
    (1) 四角形IJMN:四角形JKLMを求めよ。
    (2) △ABC=1のとき,四角形IJMNと四角形
     JKLMの面積を求めよ。



  20. MAKE2019
    1~9までの数字をこの順に使って,答が2019になる式を作れ。
    使用できる記号は,+,-,×,÷だけで,括弧は使えない。
    ただし,12のように数字をつなげてもかまわない。


  21. nは3以上の整数で,n個の実数x1,x2,…,xnは次の2つの等式を満たしている。
    x1+x2+…+xn=a
    x12+x22+…+xn2=b
    次の問いに答えよ。
    (1) n=3のとき,a,bの条件とx1の値の範囲を求めよ。
    (2) n=4のとき,a,bの条件とx1の値の範囲を求めよ。
    (3) n=5のとき,a,bの条件とx1の値の範囲を求めよ。

  22. AD∥BCである台形ABCDの対角線の交点をEとする。
    線分FGはEを通りADに平行で,
    台形AHID∽台形HBCI,
    台形AJKD=台形JBCKとする。
    AB=a,BC=b,CD=c,DA=d(d<b<a+c+d)のとき,
    (1) AF:FB,FGをそれぞれ求めよ。
    (2) AH:HB,HIをそれぞれ求めよ。
    (3) AJ:JB,JKをそれぞれ求めよ。



  23. △ABCについて,BC上の点DでBCに接し,点Aを通る円の半径をr1とする。
    (1) AD=d,AからBCに下ろした垂線の足をHとし,AH=hのとき,r1
    d,hを用いて表せ。
    (2) BC=a,CA=b,AB=c,BD=a1,DC=a2,△ABC=Sのとき,r1
    a,b,c,a1,a2,Sを用いて表せ。



  24. △ABCの3つの中線の長さが3,4,5のとき,
    △ABCの面積を求めよ。



  25. BC:CA:AB=5:4:3である△ABC内に点Pを,
    AP=1,BP=2,CP=3となるようにとる。
    このとき,BCを求めよ。



  26. △ABCの3つの頂点から対辺までの長さが
    4,5,6のとき,△ABCの面積を求めよ。



  27. △ABCのCA上に点Dをとり,ABの中点をE,BD
    とCEの交点をF,AFとDEの交点をGとする。
    △EBF=△AGDのとき,DA/CDの値を求めよ。



  28. (1) 正17角形の対角線の交点のうち,頂点を除く個数を求めよ。
    (2) 正18角形の対角線の交点のうち,頂点を除く個数を求めよ。


  29. 次の等式を証明せよ。
    a3/(a-b)(a-c)(a-d)+b3/(b-c)(b-d)(b-a)+c3/(c-d)(c-a)(c-b)+d3/(d-a)(d-b)(d-c)=1


  30. (1) 2つの放物線y=2x2+3x+4 ・・・①,
    y=x2+x+1 ・・・② について,x=0における
    ①,②の接線をl1,l2,①,②とy軸との交点を
    C1,C2とする。l1,l2の交点PとC1,C2を2:1に
    外分する点Qを通る直線PQの方程式を求めよ。
    (2) 2つの放物線y=a1x2+b1x+c1 ・・・①,
    y=a2x2+b2x+c2 ・・・② (a1≠a2,b1≠b2,c1≠c2
    について,x=0における①,②の接線を
    l1,l2,①,②とy軸との交点をC1,C2とする。
    l1,l2の交点PとC1,C2をa1:a2に外分する点Qを
    通る直線の方程式を求めよ。
    (3) (2)で,①,②からx2の項を消去した
    方程式を求めよ。



  31. (中学生レベル)
    中心角90°の扇形ABCの点Cを頂点として∠BCD=30°になるように
    直角三角形CDEを作る。ADの長さがCDの長さより20cm長くなるとき,
    網掛けの部分の面積を求めよ。ただし,円周率はπとする。



  32. 13個の半径1の円A,B,C,…,Mは次のように線分
    RO,OP,PQで囲まれた部分に配置されている。
    (RO⊥OP,OP⊥PQ)
    また,6<OP<8 とする。
    円Aは,OP,ORに接している。
    円Cは,OP,PQに接している。
    円Bは,OPに接し,2円A,Cの間に任意にある。
    ただし,その隙間は0と2√3-2の間とする。
    円Dは,4円F,A,B,Gに接している。
    円Eは,4円G,B,C,Hに接している。
    円Fは,ORに接し,2円I,Dに接している。
    円Gは,4円I,D,E,Jに接している。
    円Hは,PQに接し,2円I,Dに接している。
    円Iは,4円K,F,G,Lに接している。
    円Jは,4円L,G,H,Mに接している。
    円Kは,ORに接し,円Iに接している。
    円Lは,2円I,Jに接している。
    円Mは,PQに接し,円Jに接している。
    このとき,3円K,L,MはOPに平行な共通接線をもつ
    ことを証明せよ。



  33. (中学生レベル)
    4つの半径rの円の中心は正方形をなしている。
    また,B,Dは2円の接点である。
    四角形ABCDはAC=4r,BD=2rのひし形である。
    このとき,図の網掛けの部分の面積を求めよ。



  34. 4次方程式x4+24x3+kx2-1452x+2020=0について,4つの解のうち,
    2つの解の積が-20であるとき,次の問いに答えよ。
    (1) 実定数kの値を求めよ。
    (2) 方程式を解け。


  35. 次の問いに答えよ。
    (1) 連続する4つの自然数の積について,平方数となることはあるか。あれば,
      そのような数の中で最小となる数を求めよ。なければ理由を述べよ。
    (2) 連続する4つの正の奇数の積は,平方数の差の形に変形できることを証明せよ。


  36. Zを整数の集合とする。
    集合A={a2+b2+c2+d2|a,b,c,d∈Z}は,積の演算について閉じていることを証明せよ。


  37. △ABCの外側に,3点D,E,Fを△DCB∽△EAC∽△FBAとなるようにとる。
    このとき,△AFE+△DCB=△BDF+△EAC=△CED+△FBAを証明せよ。



  38. 左図の1辺2の正三角形ABCを,DE,FG,HIで切断し,
    四角形FBEGをFの周りに-180°回転して四角形FASLをつくり,
    三角形DECをDの周りに180°回転して三角形DNAをつくり,
    さらに三角形PMNをPの周りに180°回転して三角形PRSをつくる。
    このとき,四角形GMRLが正方形になるとき,BEを求めよ。



  39. ∠C=90°の直角三角形ABCのAB上に点Dをとり,DからBC,CAに
    下ろした垂線の足をそれぞれE,Fとする。
    AF=p,BE=qとおくとき,長方形DECFの面積を求めよ。



  40. ∠A=90°の直角三角形ABCの内接円とBCとの接点をDとする。
    BD=a1,DC=a2とおくとき,△ABCの面積を求めよ。



  41. ∠C=90°の△ABCの内接円とABの接点DからBC,CAに下ろした
    垂線の足をそれぞれE,Fとする。
    AD=p,DB=qとおくとき,長方形DECFの面積を求めよ。



  42. ∠C=90°の△ABCの内接円とABの接点DからBC,CAに
    下ろした垂線の足をそれぞれE,Fとする。
    AD=p,DB=qのとき,2つの弓形の面積の和を求めよ。



  43. ∠A=90°,CA=12,AB=5である△ABCの内心をP,頂点Aから
    BCに下した垂線の足をD,BPとCA,ADとの交点をそれぞれE,R,
    CPとAB,ADとの交点をそれぞれF,Qとする。
    (1) △PQRの外接円の半径を求めよ。
    (2) △PQRの面積を求めよ。



  44. ∠A=90°,∠B=53°である△ABCについて,AからBCに下した
    垂線の足をD,△ABD,△ACDの内接円のBCでない共通外接線と
    AC,AD,AB,CBとの交点を図のようにそれぞれE,F,G,Hとする。
    このとき,∠GHBの大きさを求めよ。



  45. △ABCのBC,CA,AB上にそれぞれ点D,E,Fを,点FはDEに関して点Cと対称で,
    ∠AFE=∠Cとなるようにとる。
    このとき,
    (1) △AFE=△EDCとなる△ABCの形状を答よ。
    (2) 定規とコンパスを使って,(1)の条件を満たす△ABCと,△DEFを作図せよ。



  46. ∠A=90°である△ABCの頂点AからBCに下した垂線の足をD,△ABD,△ADCの
    内接円の共通外接線のうちBC以外とCA,ABとの交点をそれぞれE,Fとする。
    また,△ABD,△ACD,△AEFの内接円の半径をそれぞれr1,r2,r3とするとき,
    次の等式を証明せよ。
    r1r2/r3=(1/2)AD



  47. ∠A=90°,CA=4,AB=3である△ABCにおいて,図のように辺に接する2つの
    円P,Qは互いに外接している。2つの円の共通外接線のうちBCでない方と
    CA,ABとの交点をそれぞれD,Eとする。
    ∠AED=∠ACBのとき,DEを求めよ。



  48. AD∥BC,AD<BCである等脚台形ABCDに,図のように小円と大円が3辺に
    接している。2円の共通内接線とAB,CDとの交点をそれぞれE,Fとする。
    AD=a,BC=b,EF=c (c2≧ab)とおくとき,次の問いに答えよ。
    (1) 等脚台形ABCDの面積Sを求めよ。
    (2) 小円の直径r,大円の直径Rをそれぞれ求めよ。



  49. AD∥BCである等脚台形ABCD (AD=a,BC=b,a<b)に図のように大円,小円が
    互いに外接し内接している。
    このとき,次の問に答えよ。
    (1) 台形ABCDの面積を求めよ。
    (2) 小円,大円の直径r,Rをそれぞれ求めよ。



  50. AD∥BC,AD<BCである等脚台形ABCD内に,図のように2つの円は共有点をもたず,
    それぞれ3辺に接している。AD=a,BC=bが一定であるとき,2つの円の直径の積の
    値も一定になることを証明せよ。