■B3(2)の解答例
【中学生レベルで】
ACとBDの交点をEとする。
与えられた条件から,すぐわかる角は次のとおりである。
∠ABC=∠DCB=80°・・・①
∠BAC=70°,∠BDC=40°,∠BEC=90°
次に,BAの延長上に点FをFD//BCとなるようにとると,
四角形FBCDは①より等脚台形となる。
その等脚台形の対角線の交点をGとする。
四角形FBCDは等脚台形であるから, ∠DBC=∠FCB=60°
∠GCE=∠FCB-∠ACB=60°-30°=30°
よって,⊿GEC≡⊿BEC(2角夾辺が等しい。)
よって,⊿AGE≡⊿ABE(2辺夾角が等しい。)・・・②
∴∠AGE=∠ABE=20°・・・③
また,四角形FBCDは等脚台形であるから
∠DFG=∠FDG=∠GBC=60°
よって,⊿GDFは正三角形となるので,
DG=FG・・・④
⊿GFAについて
∠AFG=∠BDC=40°
∠FAG=180°-2×∠BAE=40°(∵②より∠BAE=∠GAE=70°)
よって,∠GFA=∠GAF=40°より
⊿GFAは二等辺三角形である。
∴FG=AG・・・⑤
よって,④,⑤より
∴AG=DGとなるので,⊿GDAは二等辺三角形となる。
求める∠GDA=xとおくと,∠GAD=x
③より,2x=20° ∴x=10°・・・(答)

【高校レベルで】
∠BDC=40°である。
⊿ABDにおいて,・・・①(正弦定理)
⊿ACDにおいて,・・・②(正弦定理)
⊿ABCにおいて,・・・③(正弦定理)
①,②,③を辺々掛け合わせると

(2倍角の公式)
分母を払って

三角関数の積和の公式より


三角関数の和積の公式より

より
  ・・・(答)
(2009.10.15)