■趣味の数学問題集・B問題

  1. 1辺aの正方形ABCDの頂点B,Cを中心とし,半径aの円を
    正方形内に描き,その各弧上に点G,Hをもち,かつ,
    BCの中点に点Eをもつ正五角形EFGHIを描く。
    このとき,GHに接し,かつ2つの弧に内接する右図の円Jの
    半径をaを用いて表せ。

  2. 1辺の長さがaである正方形ABCDの辺BC,CD上
    に点E,Fを∠AEF=90°となるようにとる。三角形
    ECFの面積が最大になるとき,ECの長さを求めよ。

  3. (5+1)(52+1)(54+1)(58+1)(516+1)・・・(5512+1)の桁数を求めよ。
    ただし,log102=0.3010とする。

  4. AB=5,BC=7,CA=3である三角形ABCの外部に点Pを
    ∠APB=45°,∠APC=30°となるようにとる。
    このような点は,右図よりP,Qの2通り考えられる。
    (1) AP,BP,CPを求めよ。
    (2) AQ,BQ,CQを求めよ。

  5. 1辺の長さがaである正2n角形A1A2・・・A2nについて
    A1A2の中点をB1
    AnAn+1の中点をB2
    An+1An+2の中点をB3
    A2nA1の中点をB4
    B1An+2とAnB4の交点をP
    A2B3とAnB4の交点をQ
    A2B3とB2A2nの交点をR
    B2A2nとB1An+2の交点をSとする。
    (1) 四角形A1B1PB4の面積を求めよ。
    (2) 四角形PQRSの面積を求めよ。
    (3) 四角形B1A2QPの面積を求めよ。

  6. でない2つのベクトルについて,であるとき,次の問に答よ。
    (1) のなす角を求めよ。
    (2) を定ベクトルとする。はどのような図形上にあるか。

  7. 右図の3つの同心円の半径は,外側から順に13,10,7である。
    同心円周上に1点ずつ点A,B,Cをとり,正三角形ABCをつくる。
    正三角形の1辺を求めよ。

  8. 3つの平行線l1,l2,l3 が図のように与えられている。
    それぞれの平行線上に1点ずつA,B,Cをとり,
    正三角形ABCをつくる。
    直線 l1,l2 の距離を d1,直線 l2,l3 の距離を d2
    するとき,正三角形の1辺を求めよ。

  9. 扇形OAB内に2つの正方形を内接させる。
    正方形CDEFは,DE∥ABで,
    正方形GHIJの辺GHはOA上にある。
    2つの正方形の面積が等しくなるとき,
    扇形の中心角(0<∠AOB<π/2 )を求めよ。

  10. 半径1,中心角θ(tan(θ/4)=1/7)の扇形OAB内に
    図のように等円P,Qを内接させ,さらに円Rを円P,Q
    に外接させOA,OBに内接させる。
    このとき,
    (1) 円Pの半径を求めよ。
    (2) 円Rの半径を求めよ。

  11. AB=3,BC=4,CD=8である四角形ABCDの
    外接円Oについて,頂点A,Cにおける接線の
    交点をPとす。3点P,B,Dが一直線上にある
    とき,
    (1) DAを求めよ。
    (2) 円の半径を求めよ。
    (3) PAを求めよ。
    (4) PBを求めよ。

  12. CA=b,AB=cである△ABCの∠Aの二等分線とBCとの
    交点をDとする。次の場合について,ADを求めよ。
    (1) ∠BAC=A
    (2) BC=a
    (3) BD=a1,DC=a2

  13. 半径rの円に正五角形ABCDEが内接して
    いる。円周上の任意の点をPとすると,
    PA2+PB2+PC2+PD2+PE2=10r2となることを
    証明せよ。

  14. 半径rの円に正n角形A1A2A3・・・Anが内接している。円周上の任意の点をPとすると,
    PA12+PA22+PA32+・・・+PAn2=2nr2となることを証明せよ。

  15. 1辺の長さが1である正三角形ABCの
    BC上に点Dをとり,CA上に点Eを,
    BD=CEとなるようにとる。
    また,点DからABに下ろした垂線の
    足をFとする。
    点DがBからCまで動くとき,△DEF
    の外心Pの軌跡を求めよ。

  16. △ABCの辺BCの中点をDとする。また,AC,AB
    上にそれぞれ点E,Gを,△ABC内に点Fをとると,
    四角形DEFGが正方形になるという。
    BC=3,CA=4,∠BCA=90°のとき,正方形
    の1辺の長さを求めよ。

  17. △ABCの辺BCの中点をDとする。また,AC,AB
    上にそれぞれ点E,Gを,△ABC内に点Fをとると,
    四角形DEFGが正方形になるという。
    BC=13,CA=14,AB=15のとき,AFを求めよ。

  18. あるn次方程式のn個の解の1乗,2乗,・・・,n乗の和を,それぞれu1,u2,・・・,unとする。
    (1) n=3のとき,この方程式を求めよ。
    (2) n=4のとき,この方程式を求めよ。
    (3) n=5のとき,この方程式を求めよ。
    (4) n=6のとき,この方程式を求めよ。


  19. (1+x+x2)2015=a0+a1x+a2x2+・・・+a4030x4030とおくとき,
    (1) a2の値を求めよ。
    (2) a1+a4+a7+・・・+a4030の一の位を求めよ。
    (3) a1+a4+a7+・・・+a4030の桁数を求めよ。ただし,log103=0.4771とする。

  20. nが3の倍数でない奇数のとき,(x+y)n-(xn+yn)は,x2+xy+y2で割り切れることを証明せよ。

  21. 数列{an}の初項から第n項までの和をSnとおく。
    (1)数列{an}は等差数列である。S3nをSn,S2nを用いて表せ。
    (2)数列{an}は公比が1でない等比数列である。S3nをSn,S2nを用いて表せ。
    (3)(2)で,SknをSn,S2nを用いて表せ。ただし,k≧3とする。

  22. ある正の整数を3等分し,その商に端数があればそれを捨て,次にこの得たる整数を3等分し,
    その商に端数があればそれを捨て,この計算をn回したとき,最後に1となった。
    このようになる整数の最大と最小を求めよ。

  23. 同一平面上にない4点O(0,0,0),A(x1,y1,z1),B(x2,y2,z2),C(x3,y3,z3)について,
    四面体O-ABCの体積を求めよ。

  24. 空間座標における4点O(0,0,0),A(-t,t2,t3),B(t2,-t3,t),C(t3,t,-t2) について,
    -1<t<0 における四角錐O-ABCの体積の最大値を求めよ。

  25. tan46°=1.0355,tan60°=1.7321,tan74°=3.4874を用いて,
    tan46°tan60°tan74°の値を小数第4位まで求めよ。

  26. (sin1°+sin2°+sin3°+・・・+sin90°)(cos1°+cos2°+cos3°+・・・+cos90°)の値を
    cos1°を用いて簡単に表せ。

  27. 数列{an}:2,5,8,11,・・・について
    (1) 等差数列のとき,一般項を求めよ。
    (2) 等差数列でないとき,一般項を求めよ。

  28. 西暦2015年は,平成27年である。
    nが2以上の整数であるとき,
    2数 n√27+n√2016,n√28+n√2015 のうち,大きい方を答よ。

  29. いくつかの連続する自然数の2乗の和が2018になるとき,
    連続する自然数の始めの数と終わりの数を求めよ。

  30. となる正の整数nの値を求めよ。
    ただし,[x]はxを超えない最大の整数を表す(ガウス記号)。

  31. 次の表について,以下の問いに答えよ。
     1列2列3列4列5列6列7列8列9列10列11列・・・
    1行139751321113429 ・・・
    2行2663111810212330 ・・・
    3行352715913192713 ・・・
    4行415128817241255 ・・・
    (1) 規則を見つけて,11列目の空欄を埋めよ。
    (2) 2018列の2行目にくる数を求めよ。
    (3) 表の中に233は何回現れるか。

  32. 数列について
    (1) 初項から第2018項までの和を求めよ。
    (2) 初項からの和が2018を超えるのは第何項からか。

  33. 次の群数列について,自然数nは第何群の第何項か求めよ。
    (1) 1|2,3|4,5,6|7,8,9,10|11,・・・
     第k群にはk項あるものとする。

    (2) 1|2,3|4,5,6,7|8,9,10,11,12,13,14,15|16,・・・
     第k群には2k-1項あるものとする。

  34. 次の群数列について,奇数nは第何群の第何項か求めよ。
    (1) 1|3,5|7,9,11|13,15,17,19|21,・・・
     第k群にはk項あるものとする。

    (2) 1|3,5|7,9,11,13|15,17,19,21,23,25,27,29|31,・・・
     第k群には2k-1項あるものとする。

  35. 四角形ABCDにおいて,AD=BC,∠ADB=24°,
    ∠CBD=12°,∠CDB=18°のとき,
    (1) ∠ABD=x の大きさを求めよ。
    (2) CA=CDを証明せよ。

  36. an=1-2/(n3+1)に対して,Pn=a2a3・・・an(n=2,3,・・・)とおく。
    (1) Pn>2/3を示せ。
    (2) Pn<0.667を満たす最小のnの値を求めよ。

  37. 次の恒等式を証明せよ。
    rCr+r+1Cr+r+2Cr+・・・+r+iCr=r+i+1Cr+1
    ただし,r=0,1,2,・・・,i=1,2,3,・・・とする。

    (例)r=3,i=4のとき,3C3+4C3+5C3+6C3+7C3=8C4
    右図でホッケーのスティックの柄の部分の数の
    和が刃の部分の数に等しくなる。
    (ホッケーのスティック恒等式)


  38. △ABCと点Dについて,∠BDC=α,∠CDA=β,
    ∠ADB=γとおくと,
    cos2α+cos2β+cos2γ-2cosαcosβcosγ=1
    が成り立つことを証明せよ。


  39. 4辺の長さが与えられた四角形の面積は,四角形が
    円に内接するとき最大となることを証明せよ。

  40. 座標空間において,平面α:ax+by+cz+d=0 と点P(x1,y1,z1)について,
    (1) 点Pと平面αに関して対称な点Qの座標を求めよ。
    (2) 点Pと平面αとの距離hを求めよ。

  41. 四角形ABCDの内接円,外接円の中心をそれぞれI,Oとする。
    AB=4,BC=6,CD=5,DA=3のとき,IOを求めよ。

  42. 2定点A,Bからの距離の比がm:n(m≠n)である点Pの軌跡を,次の場合にそれぞれ求めよ。
    (1) 平面の場合 A(x1,y1) ,B(x2,y2)
    (2) 空間の場合 A(x1,y1,z1) ,B(x2,y2,z2)

  43. 数列:{a(1)n}:1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,・・・について
    隣接する2項の和で新たな数列
    {a(2)n}:3,5,7,9,11,13,15,17,19,・・・をつくる。
    さらに,この数列の隣接する2項の和で新たな数列
    {a(3)n}:8,12,16,20,24,28,32,36,・・・をつくる。
    このように、次々と数列
    {a(4)n}:20,28,36,44,52,60,68,・・・
    {a(5)n}:48,64,80,96,112,128,・・・
    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
    をつくる。
    このとき,
    (1) 数列{a(k)n}の一般項を求めよ。
    (2) 2016は何番目の数列の第何項か,すべて求めよ。

  44. x2の係数が1である2次関数 y=f(x) に点(p,q)から2本の接線を引く。
    この2つの接線と2次関数によって囲まれる部分の面積が 2/3 のとき,
    qをpを用いて表せ。

  45. 1辺1の正方形ABCDについて,BCを1:2に内分する点をE,
    CDをk:(1-k)に内分する点をFとする。(ただし,0<k<1)
    AEとBFの交点をG,四角形CFGEをSとおく。
    SをABを軸として1回転してできる立体の体積をVAB
    ADを軸として1回転してできる立体の体積をVADとする。
    VAB=VADのとき,kの値を求めよ。


  46. f(x)=ax3+bx2+cx+d,
    a=2(p-q)/(β-α)3,b=-3(p-q)(α+β)/(β-α)3,c=6(p-q)αβ/(β-α)3
    d=(pβ3-3pαβ2+3qα2β-qα3)/(β-α)3について,
    α<β,p>qのとき,y=f(x)の極値とそのときのxの値を求めよ。

  47. y=(x-α)(x-β)(x-γ)(α<β<γ)とx軸とで囲まれた部分の面積Sを,
    β-α=a,γ-β=bを用いて表せ。

  48. a>0とする。
    x=(1+1/a)a+1,y=(1+1/a)aのとき,x1/x,y1/yの大小を比較せよ。

  49. 1辺の長さがaである正方形ABCDの辺BC,CD上
    に点E,Fを∠AEF=90°となるようにとる。三角形
    ECFの面積が最大になるとき,ECの長さを求めよ。

  50. 4分の1円Oの半径を1とするとき,半円A,半円B,円C,
    円D,円E,円F,半円G,円Hの半径をそれぞれ求めよ。