■趣味の数学問題集・B問題

  1. 四角形ABCDの外側に,図のように各辺を底辺とする相似な
    二等辺三角形PAD,QBA,RCB,SDCをつくる。
    ∠PAD=θとおくとき,次の場合におけるθの値を求めよ。
    (1) PR⊥QS
    (2) PR=QS



  2. nを自然数とする。
    1辺nの正六角形ABCDEFの各辺をn等分して図のように各辺に
    平行な直線を引いて分割する。
    このとき大小合わせてすべての正六角形の個数を求めよ。



  3. 半径の等しい3つの円が図のように放物線y=ax2(a>0)に接している。
    円の半径を求めよ。



  4. 半径の等しい3つの円が図のように楕円x2/a2+y2/b2=1(a<b)に接している。
    円の半径を求めよ。



  5. 半径の等しい3つの円が図のように双曲線x2/a2-y2/b2=-1
    (y≧0,√2<b/a<√3)に接している。
    円の半径を求めよ。



  6. △ABCの3つの傍心をI1,I2,I3とする。
    △I1I2I3の面積を求めよ。



  7. 半径の等しい3つの円が図のように双曲線x2/a2-y2/b2=-1
    (y≧0,√2<b/a<√3)に接している。
    b/aの値を求めよ。



  8. 1辺の長さが1である正三角形内に図のように1つの甲円と3つの乙円が描かれている。
    3つの乙円の面積の和が甲円の面積に等しいとき,甲円の半径を求めよ。






  9. ∠A=90°である△ABCの内部に半径の等しい2つの円P,Qが,図のように
    BCに接し,円PはABに,円QはCAに接している。円の中心P,QからBCに
    下した垂線の足をそれぞれD,Eとする。
    BD=p,CE=qのとき,△ABCの面積を求めよ。



  10. ∠A=90°である△ABCの内部にn個の等円O1,O2,・・・,Onが,
    図のように互いに外接し,辺に接している。円O1の接点DとBの
    距離をp,円Onの接点EとCの距離をqとするとき,△ABCの面積
    を求めよ。



  11. AB=5,BC=8,CD=3,DA=5,∠ABC=60°である四角形ABCDについて,
    ABを1:9に内分する点をPとする。BC,CD,DA上にそれぞれ点Q,R,Sをとり,
    PQ+QR+RS+SPの最小値を求めよ。



  12. 円Oに外接する四角形ABCDについて,OA=3,OB=5,OC=6,OD=4のとき,
    次を求めよ。
    (1) AB:CD
    (2) AB:BC
    (3) AB:BC:CD:DA
    (4) 円の半径
    (5) AB,BC,CD,DA



  13. BC=7,CA=8,AB=9である△ABCの内接円の中心(半径)をI(r),
    この円と共有点をもたないCA,ACに接する円の中心(半径)をJ(r')
    とする。2円の共通内接線とCA,ABとの交点をそれぞれD,Eとする。
    DE=r+r'のとき,r'を求めよ。



  14. 2点A(),B()に対して,
    ABをm:nに内分する点と外分する点の中点をM1
    ABをm2:n2に内分する点をN1,M1N1の中点をM2
    ABをm4:n4に内分する点をN2,M2N2の中点をM3
    ABをm8:n8に内分する点をN3,M3N3の中点をM4,…
    とMK,NKを定義していくとき,MKの位置ベクトルを求めよ。


  15. 面積Sの△ABCの外接円の半径がRのとき,次の式の値を求めよ。
    (1) sin3Asin(B-C)+sin3Bsin(C-A)+sin3Csin(A-B)
    (2) sin3Acos(B-C)+sin3Bcos(C-A)+sin3Ccos(A-B)

    (3) acosA+bcosB+ccosC


  16. 3次曲線y=ax3+bx2+cx+d…①と点T1(t,t(t))について,
    T1における①の接線l1と①の共有点のうち,T1でない
    方をT2とする。
    T2における①の接線l2と①の共有点のうち,T2でない
    方をT3とする。
    このように,l3,T4,l4,…を定義していく。
    (1) △TnTn+1Tn+2=Snとおくとき,Sn+1/Snの値を求めよ。
    (2) 接線ln,ln+1,ln+2で囲まれる三角形の面積をLn
    おくとき,Ln+1/Lnの値を求めよ。



  17. 3次曲線y=f(x)=ax3+bx2+cx+d上の異なる3点P(p,f(p)),Q(q,f(q)),R(r,f(r))について,
    (1) △PQRの面積を求めよ。
    (2) P,Q,Rにおけるそれぞれの接線によって囲まれる三角形の面積Sを求めよ。


  18. △ABCの頂角の3等分線の辺に近い2つずつの等分線の交点を
    図のようにD,E,Fとする。
    B=36°,C=54°,a=8√2のとき,EFを求めよ。



  19. 3点A(a,0,0),B(0,b,0),C(0,0,c)が定める平面αに原点Oから垂線OHを下ろす。
    を示せ。



  20. BC=6,CA=5,AB=4である△ABCの内心を
    Iとし,AIとBC,BIとCA,CIとABの交点を
    それぞれD,E,Fとする。
    △AFE,△BDF,△CEDの内心をそれぞれ
    P,Q,Rとするとき,△PQRの面積を求めよ。



  21. 円に内接する四角形ABCDの外側に直角二等辺
    三角形PAD,QBA,RCB,SDCをつくる。
    四角形PQRS-四角形ABCDの値を求めよ。



  22. (1) nを2以上の整数とし,a1,a2,a3,…,anはすべて異なる実数とする。
    積の微分法を使わずに,f(x)=(x-a1)(x-a2)(x-a3)…(x-an)のx=a1における微分係数を求めよ。
    (2) kは1から2020までの整数とする。
    f(x)=(x-1)(x-2)(x-3)…(x-2020)のx=kにおける微分係数が最大になるときのkの値と,
    その最大値を素因数分解したとき,5の因数の個数を求めよ。


  23. 0<α<π/4,0<β<π/4のとき,次の不等式を証明せよ。
    (tanα+tanβ)/2≧tan{(α+β)/2}≧√(tanαtanβ)


  24. 0<α<π/2,0<β<π/2のとき,次の3式の大小を不等式で表せ。
    (1) (sinα+sinβ)/2,sin{(α+β)/2},√(sinαsinβ)
    (2) (cosα+cosβ)/2,cos{(α+β)/2},√(cosαcosβ)


  25. 次の式を簡単にせよ。
    [tanα+tanβ-2tan{(α+β)/2}]/[tan2{(α+β)/2}-tanαtanβ]


  26. 次の式の値を求めよ。
    (tan215°-tan12°tan18°)/(tan12°+tan18°-2tan15°)


  27. ∠B=63°,∠C=72°,BC=4√2である△ABCについて,
    (1) 頂角の三等分線の辺に近い2辺ずつの交点を図のよう
      にD,E,Fとするとき,EFを求めよ。
    (2) 頂角の外角の三等分線の辺に近い2辺ずつの交点を
      図のようにD´,E´,F´とするとき,E´F´を求めよ。



  28. 20を左右対称に,4以上の整数の和に分解すると,自分自身も含めて次の11通りある。
    {20,10+10,8+4+8,7+6+7,6+8+6,6+4+4+6,5+10+5,5+5+5+5,4+12+4,
    4+6+6+4,4+4+4+4+4}
    同様に,40を左右対称に,4以上の整数の和に分解すると,自分自身も含めて何通りあるか。


  29. △ABCの外心をO,内心をIとする。外接円とAI,BI,CIの延長との交点を
    それぞれD,E,Fとする。
    次の面積を,△ABCの面積S,外接円の半径R,内接円の半径rを用いて表せ。
    (1) △DEF
    (2) 六角形AFBDCE
    (3) △ABCと△DEFの重なる部分の六角形



  30. ∠A=90°,CA=b,AB=cである△ABCについて,
    Bを中心,半径cの円とBCとの交点をDとする。
    (1) 弧AD,AB,BCに接する円Pの半径r1を求めよ。
    (2) 弧AD,BC,CAに接する円Qの半径r2を求めよ。



  31. f(n)を√nに最も近い整数とするとき,ΣK=1n(n+1) 1/f(k)の値を求めよ。


  32. f(n)を4乗根nに最も近い整数とするとき,
    (1) ΣK=12023 1/f(k)の値を求めよ。
    (2) ΣK=1N 1/f(k)=6000となるNを求めよ。



  33. a>0,b>0,c>0のとき,次の数列{an}の一般項を求めよ。
    a1=a,a2=b,an+2=can+1an


  34. n=10112のとき,Σk=1n(1/√k)の整数部分を求めよ。


  35. 1辺1の正九角形6個で囲まれる図形の面積Sを,
    sin20°=aとして,aを用いて簡単な式で表せ。


  36. 1辺が1である正七角形①,②,…,⑩が,
    図のように配置されている。
    それらによって囲まれる18角形の面積を
    Sとする。
    π/7=θとおき,Sをsinθ,sin2θ,sin3θ
    を用いて表せ。


  37. 図のように,鋭角三角形ABCの傍接円I1,I2,I3の2円ずつの
    共通外接線で囲まれる△A′B′C′について,次を証明せよ。
    △A′B′C′/△ABC=(1+cosA+cosB+cosC)2/2cosAcosBcosC


  38. 四角形ABCDにおいて,AB=4, BC=CD=DA,∠B=90°である。
    (1) ∠A=60°のとき,BCを求めよ。
    (2) BC=3のとき,BDを求めよ.





  39.  





  40. 四角形ABCDは円に外接し,図のように接点をE,F,
    G,Hとし,AE=a,BF=b,CG=c,DH=dとする。
    図のように,四角形の辺あるいはその延長に接する
    4つの円の中心をそれぞれP,Q,R,Sとするとき,
    (四角形PQRS)/(四角形ABCD)の値を求めよ。


  41. 半径1の甲円に図のように乙円5個と
    丙円1個が配置されている。
    丙円の半径を求めよ。


  42. ∠A=Aである△ABCの内接円とBCとの接点をDとする。
    BD=p,DC=qのとき,△ABCの面積を,A,p,qを
    用いて表せ。





  43. 四角形ABCDについて,cosA+cosB+cosC+cosD=0のとき,四角形の形状を求めよ。


  44. 平行四辺形ABCDの外側に正方形AEFB,
    BGHC,CJKD,DLMAをつくる。
    正方形の対角線の交点を図のようにそれ
    ぞれP,Q,R,Sとする。
    次を証明せよ。
    (1) 四角形PQRSは正方形となる。
    (2) 四角形PQRSの対角線の交点と平行
      四辺形ABCDの交点は一致する。




  45. a,b,cは△ABCの3辺で,acosθーbcosθ=c,2abcos2θ+(a2-b2)sin2θ=kc2を満たしている。
    θとkがどのように変化しても,∠Cは鈍角になることはないことを証明せよ。


  46. 次を証明せよ。
    (1) sin5θ=16sin5θ-20sin3θ+5sinθ
      cos5θ=16cos5θ-20cos3θ+5cosθ
    (2) tanθ+tan(π/5+θ)+tan(2π/5+θ)+tan(3π/5+θ)+tan(4π/5+θ)=5tan5θ