ミッターマイヤー |
「ところで,またまた待ちを変えたそうじゃないか?」
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ロイエンタール |
「単なる噂だ・・・と言いたいところだが,事実だ」
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ミッターマイヤー |
「どうせまた,ドラに目がくらんだのだろう」
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ロイエンタール |
「はずれた・・・アトヅケだ.中とソーズでホンイツにした.俺もいよいよ悪どくなった.悔い改めないとオーベルシュタインかラングあたりを喜ばせることになるかもしれんなぁ」
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ミッターマイヤー |
「そういうアガリはよせ! 卿らしくもない!」
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ロイエンタール |
「・・うむ・・・・・」
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ミッターマイヤー |
「・・で,真実のところはどうなんだ?」
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ロイエンタール |
「実は,カンドラがついて鳴かずにドラ3になった」
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ミッターマイヤー |
「なに!?」
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ロイエンタール |
「サンショクつけてマンガンにしようとしたがトイメンにカンを突き出された.根気よく何巡も待っていたらしい.普通ならドラがつくのは歓迎なのだがなぁ・・・そのカンドラが乗った.そして,自分はサンショクを捨てた,そして付け加えたカンドラによってマンガンをアガルことができた・・・」
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ミッターマイヤー |
「リヒテンラーデ公の放銃か?」
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ロイエンタール |
「それをアガッて俺はトップになった.憎まれるのも道理だ.俺はトイメンのカンによってマンガンをアガッたということになる」
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ミッターマイヤー |
「サンショクで三翻付けるのと,ドラで三翻付けるのでは変わりは無いが?」
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ロイエンタール |
「いや異なる.あの時,鳴かずにサンショクを付けるのは困難だった.俺は何をした? リヒテンラーデ公の放銃によってあの老人からマンガンをアガッた.より直接的に俺の方がカタキと言えるだろうなぁ.ついでに言えば,あの老人と場にあるリー棒を手にしたのも俺だ.いよいよこれは恨まれて当然と言うところだなぁ」
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ミッターマイヤー |
「そこまでそのマンガンは痛かったのか?」
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ロイエンタール |
「そのときは痛くは無かった.だが今はそうでもない」
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ミッターマイヤー |
「まさか!?」
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ロイエンタール |
「そうだ(ニヤ)・・・俺がハコテンにした」
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ミッターマイヤー |
「・・・容赦ないではないか!? なぜそこまでしてトップを確実にする?」
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ロイエンタール |
「俺もそう思う.容赦が無いとわかるところまでは俺もまともだ,だが,その後がどうも歪んでいる...歪んでいる...わかっているのだ」
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